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YouTubeにさみしいわたしの居場所を作りたい(2)

YouTubeにさみしいわたしの居場所を作りたい
08 /02 2016
前回の記事はこちら
こちらが前回の記事にも書いた天国イメージのブタです。
天国ブタ

ようするにわたしはブタになって天国で暮らしたいな〜と思っていたみたいです。
じゃあ家を天国みたいに気持ちよ〜くすればいいのかなぁ?とも思ったのですが、それもいいけどもっとたくさんの人と共有出来るしあわせな場所が欲しいんだよね・・・・と思い直し、またもやもや。
だって探しても探しても無いじゃないですか。
ペンギン村も、あーる君の光画部も、マリネラも。
ここではないどこかは、どこにも無いじゃないですか。


そういえば、わたし、座敷童子になりたいな、と思ってました。
ただいるだけで、誰かがしあわせになるようなおトクな存在。
いるだけで喜ばれる子供。
この辺の話はインナーチャイルドとかマインドフルネスセラピーとか母と娘の精神的葛藤とかいろいろややこしいことも絡むのでまた改めて日記に書きたいのですが、まぁともかく自分だけじゃなくてみんなでしあわせになるような場所がほしい、そんな場所を象徴するような人になりたい、というところまでは固まったのであります。

そんな頃、コートを買ったんです。
ピンクで可愛い白いモコモコフードの。甘〜くてふんわ〜りで優し〜いその感じはまさしく
ブタコート
ブタでした。

どこに行っても「お似合いですね〜!」と言っていただけて、照れ隠しもあり「ブタみたいでしょう?!」と笑って返して、ハッとしたんです。

いまわたしは自分を笑い者にして、嬉しかった。

・・・ああ、これだ。
わたしは自分を捨てたいんだ。
よく「生き方の指南書」にある、自分を捨てることで見えてくる世界は、たぶんこれだ。
笑いあいたいんだ、いろんな人と。

わたしは今まで自意識のかたまりで、自分が、自分の作品が、世界が、どう見られるかしか考えてなかった。
どんなに言葉でわかってるふりをしていても、何にもわかってなかった。
自分を捨てるってことはさびしいことでもきびしいことでもくるしいことでもないんだ、
ただ、世界を見る目を開くことなんだ。
世界と、人と、関わろうとするはじめの一歩なんだ。


ずっとずっと生きづらくて、たくさん本を読んだ。どうしたら楽になるんだろう、どうしたら肩の力は抜けるんだろう、どうしたら歯を食いしばって生きなくてよくなるんだろう、ずっと、生きることに必死で、焦っていた。
救いや助けを求めていた。助けて、という言い方もわたしにはわからなくて、小器用に立ち回って、世界も、自分も、見下すように距離を置いて生きていた。

純粋でありたい、素直でありたい、正直でありたい、優しくありたい、のに、どんどん黒く汚くなっていくようで、本当はもう限界なのに、これまた器用にニコニコ笑っていた。


はずかしい、
すごくはずかしいけど42歳の早春、生まれてはじめて知ったのです。
ペンギン村も、あーる君の光画部も、マリネラも漫画の世界で、ここには無いけれど、あるんだ。
ただわたしが「この人はわたしをどう見ているかどう思っているか」という、ホント頑丈に張り付いている強力なコンタクトレンズみたいなものを外して、世界を見れば、人を見ればいいだけなんだ。

このコンタクトレンズのようなものを外す方法はたぶんいろいろあるし、幸運にもいつの間にか外れてる人もいるかもだけど、わたしはついこの間、今年のアタマに、「心にブタを住まわせる」ことによって、外れたのです。

わたし自身がコブタになりたい、と一瞬錯覚したのですが、違います。
だってもう、何かになりたいなんて思う必要はない、って、心から思います。
わたしが何であろうと、変わらない。何も変わらない。
そうじゃないんだ、わたしにこだわらなくていいんだ、そうじゃなくて、ただ目を開いて、手をのばして、触れていけばいいんだ。あのコンタクトレンズのようなものを外した目で。

「ほら、行けブー。世界は広いしすっごい面白いブー。死ぬまでめいっぱい遊ばなきゃソンだブー!」

この時コブタがわたしの中に生まれたんだブー。

つづく


コブタTV(よろしければごらんください)
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武内香菜

25歳くらいの頃漫画家デビューして、3年間ほどホラー漫画を商業誌にて連載後、うつになり1年間ほど療養。
友人の映像制作会社立ち上げを手伝うなかで会社設立の流れを学び、2003年に(有)ユーデンフレームワークス を設立。在籍中に北米で漫画単行本を三巻出版。2011年講談社アフタヌーン誌にて四季賞を受賞。他、映像作品のキャラクター、衣装デザイン、企画用イメージイラスト作成などの機会をいただいていました。代表取締役として10年間勤務した同社を2013年退職。
今までの人生、いろんなことをやったのに、何がしたいかわからない自分に3年間みっちり向き合った後、2016年7月からYouTubeにて「コブタTV」というおやすみ前の3分間癒し番組を始めました。

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