YouTubeにさみしいわたしの居場所を作りたい(3)

YouTubeにさみしいわたしの居場所を作りたい
08 /03 2016
YouTubeにさみしいわたしの居場所を作りたい(1)から読んでいただけるのはこちら

ひとつ前はこちら



「自分がどう見られているか」という意味の「自分」はいらないなぁ、捨てよう、と決めたわたし。

こうして一列の言葉にできて、うんうんうなづいている自分にビックリするくらい、自意識はわたしにとっていちばん大きななにかでした。

自意識、余計なお世話ながら、ホント捨てることをオススメしたい。
人間ですから全部は無理ですが、自分で持て余しているな、って感じる部分だけでも。
ラクだよ〜、もともとあまり強くない人にはピンとこないかもなんですが、ホント、全然違う。

自意識しんどい、と思っている方にオススメのはじめの一歩は、「人を裁かない」ってことです。
他人の罪や、出来事や、言葉に、マルとかバツとかつけない。
そう心に決める。

マルとかバツとかつけると、人って自分にも同じ裁きをするらしいです。
たぶん潜在意識は自他の区別がない、っていうアレのようなものだと思うのですが、人を裁けば裁くほど、自分をがんじがらめに縛ってしまって、その苦しさつらさから「わたしはちゃんと正しいことをしているんだから人もそうでなくてはいけない!」って裁いちゃう。

その地獄ループを断ち切るには、裁かない。
人も、自分も。

わたしの場合ですが、モヤ・・・とし始めたら唱えるように思っていました。
「人は人、わたしはわたし、みんな良いも悪いもない、ただ一生懸命生きているんだ」
そう思うと、自分が必死で苦しい分、世界中の他人が、みんな同じように必死で苦しい同志のように思えました。

とりあえずなまとめ方をしてしまいましたが、とてもラクになるので、ちょっと頭の端に置いといてください。
苦しくなった時に、何かのヒントになるかも。


すみません、脱線しましたが、自意識を捨て始めることのできたわたしは、元に戻らないように、さらにいろいろ捨て始めました。
*かわいくふわふわに見せたくて着ていたお洋服
*優しい顔に見せたくて使っていたお化粧品
*価値がない、と思われないように精神を集中させて人と関わること
*心を読まれまいとすること

書いてて恥ずかしいです。
しかもなんだか言葉じゃないけどウソついててごめんなさい、って思いました。
せっかくわたしと関わろうとしてくれていた今までお会いしてきた人たちに、わたしはガチガチに力の入った、無理無理な自分しかお見せしてなかったんだなぁ、って思いました。
ごめんなさいね、
もしまたお会い出来る時があったら、いわゆるひとつのありのままのわたしでお会いします。

あ、お洋服やお化粧はお好きでやっている方はどうかやめないで。無理している方はこの機会にラクで自分が嬉しい方向に変えてしまうのも人生の楽しみでいいんじゃないでしょうか。


まぁそういうわけで、この時点でわたしの心はずいぶんさみしくなくなっていました。
コブタも心にいつもいます。
美味しいものを食べたら「ブヒョ〜美味しいブ〜」
困った時は「困ったブー・・・でもブタだからわかんないブー!」
ちょっとおバカで陽気でのんきでいてくれるブタに影響されて、わたしも陽気な時が増えていきました。
一人でいても。

その間も、探す日々でした。
なにかしたい、夢中になれることを見つけたい、ちょっと苦しい人や疲れた人そしてわたしがホワ〜ンとできるような場所を作りたい、わたしにできることはなんだろう、したいこと、好きなこと・・・漫画を描く、人形や工作、簡単な動画を作ったり、絵を描く、お話を作る、デザインする・・・でも全部独学、っていうか勉強したことはないんだよね〜、ただとにかくやってみてるだけ、って感じで、ちょっと器用なだけで・・・

安定の落ち込みループに陥りそうになりましたが、アイデアってずっとしつこく考えてたものが頭のあちこちに保管されていて、ある時突然結びつくそうです。


全部まとめて番組みたいにしてみよう

人形も、漫画も、絵も、お話も、コマ撮りアニメも、居場所も!


あっ、ハマった!とホント月並みですがパズルのピースがパチンとハマった感じがしました。



つづく

コブタTV(よろしければごらんください)



YouTubeにさみしいわたしの居場所を作りたい(2)

YouTubeにさみしいわたしの居場所を作りたい
08 /02 2016
前回の記事はこちら
こちらが前回の記事にも書いた天国イメージのブタです。
天国ブタ

ようするにわたしはブタになって天国で暮らしたいな〜と思っていたみたいです。
じゃあ家を天国みたいに気持ちよ〜くすればいいのかなぁ?とも思ったのですが、それもいいけどもっとたくさんの人と共有出来るしあわせな場所が欲しいんだよね・・・・と思い直し、またもやもや。
だって探しても探しても無いじゃないですか。
ペンギン村も、あーる君の光画部も、マリネラも。
ここではないどこかは、どこにも無いじゃないですか。


そういえば、わたし、座敷童子になりたいな、と思ってました。
ただいるだけで、誰かがしあわせになるようなおトクな存在。
いるだけで喜ばれる子供。
この辺の話はインナーチャイルドとかマインドフルネスセラピーとか母と娘の精神的葛藤とかいろいろややこしいことも絡むのでまた改めて日記に書きたいのですが、まぁともかく自分だけじゃなくてみんなでしあわせになるような場所がほしい、そんな場所を象徴するような人になりたい、というところまでは固まったのであります。

そんな頃、コートを買ったんです。
ピンクで可愛い白いモコモコフードの。甘〜くてふんわ〜りで優し〜いその感じはまさしく
ブタコート
ブタでした。

どこに行っても「お似合いですね〜!」と言っていただけて、照れ隠しもあり「ブタみたいでしょう?!」と笑って返して、ハッとしたんです。

いまわたしは自分を笑い者にして、嬉しかった。

・・・ああ、これだ。
わたしは自分を捨てたいんだ。
よく「生き方の指南書」にある、自分を捨てることで見えてくる世界は、たぶんこれだ。
笑いあいたいんだ、いろんな人と。

わたしは今まで自意識のかたまりで、自分が、自分の作品が、世界が、どう見られるかしか考えてなかった。
どんなに言葉でわかってるふりをしていても、何にもわかってなかった。
自分を捨てるってことはさびしいことでもきびしいことでもくるしいことでもないんだ、
ただ、世界を見る目を開くことなんだ。
世界と、人と、関わろうとするはじめの一歩なんだ。


ずっとずっと生きづらくて、たくさん本を読んだ。どうしたら楽になるんだろう、どうしたら肩の力は抜けるんだろう、どうしたら歯を食いしばって生きなくてよくなるんだろう、ずっと、生きることに必死で、焦っていた。
救いや助けを求めていた。助けて、という言い方もわたしにはわからなくて、小器用に立ち回って、世界も、自分も、見下すように距離を置いて生きていた。

純粋でありたい、素直でありたい、正直でありたい、優しくありたい、のに、どんどん黒く汚くなっていくようで、本当はもう限界なのに、これまた器用にニコニコ笑っていた。


はずかしい、
すごくはずかしいけど42歳の早春、生まれてはじめて知ったのです。
ペンギン村も、あーる君の光画部も、マリネラも漫画の世界で、ここには無いけれど、あるんだ。
ただわたしが「この人はわたしをどう見ているかどう思っているか」という、ホント頑丈に張り付いている強力なコンタクトレンズみたいなものを外して、世界を見れば、人を見ればいいだけなんだ。

このコンタクトレンズのようなものを外す方法はたぶんいろいろあるし、幸運にもいつの間にか外れてる人もいるかもだけど、わたしはついこの間、今年のアタマに、「心にブタを住まわせる」ことによって、外れたのです。

わたし自身がコブタになりたい、と一瞬錯覚したのですが、違います。
だってもう、何かになりたいなんて思う必要はない、って、心から思います。
わたしが何であろうと、変わらない。何も変わらない。
そうじゃないんだ、わたしにこだわらなくていいんだ、そうじゃなくて、ただ目を開いて、手をのばして、触れていけばいいんだ。あのコンタクトレンズのようなものを外した目で。

「ほら、行けブー。世界は広いしすっごい面白いブー。死ぬまでめいっぱい遊ばなきゃソンだブー!」

この時コブタがわたしの中に生まれたんだブー。

つづく


コブタTV(よろしければごらんください)

YouTubeにさみしいわたしの居場所を作りたい(1)

YouTubeにさみしいわたしの居場所を作りたい
08 /01 2016
このブログはわたしの今まで作ったり描いたりした作品の記録用に作ったのですが、紆余曲折を経て、最近YouTubeにチャンネルを持ち、「コブタTV」という癒し系っぽい3分間番組を始めたので、そちらを中心に、今までは人様にお見せするものではない・・・と思っていた内面もどんどん出していけたらいいな〜と思うようになりました。

人生は旅だそうで、旅の恥はかき捨て、と言いますし、無駄なプライドや自意識を捨てていくのにも役立つかもしれない!と思っています。あわよくば。


さて・・・コブタTVを始めよう、と思ったきっかけですが、10年続けた社長業を引退して3年間じっとり自分に向き合ってみたわたしは、居場所が欲しいな、と思ったんです。精神的な。

それでブログを始めてみようかな、とか、また漫画を描いてみようかな、とか、ずっと憧れていた今田美奈子先生のサロンに通ってみようかな、とか、日本画を習ってみよう、とか、着たかった服を着て、徹底的にその世界に染まってみようかな、とかアレコレアレコレやってみたんです。

でもなんだかしっくりこなくって、付け足し付け足ししてって荷物が増えてしまった家が片付いたら頭も片付くかしら、とお片づけに夢中になったり。
家は住人の心をあらわしている、ってお片づけの本で読んでから、家に空間ができると頭にも空間ができるらしい、宇宙は空間ができると埋めようとして新しいものをそこへ送り込むらしい、とちょっと怪しくなってきましたが、そんな感じでコツコツものを捨てていたら、驚くなかれ、新しいものが送り込まれてきましたよ宇宙から。


「天国ほしいな〜」


そう、あの天国です。
しかも生きているうちがいいので、行くのではなく、作るしかありません。
天国ってどうやったら作れるんだろう。あったらみんな嬉しいよね、天国。
そこでわたしはどんな天国にしよう、と構想を練り始めました。
雲のようなクッションをいっぱい描いて、そこで横たわってふかふかしているのは・・・やっぱ幸せの象徴、ブタちゃんかな〜とブタの絵を描きました。

よだれを垂らしてブヒョ〜と気持ちよさそうに横たわるブタの絵。

自分で描いた落書きながらも、「いいなぁ」と見入ってしまいました。
なんだかその日から、ブタが気になりだしました。


つづく

コブタTV(よろしければごらんください)





武内香菜

25歳くらいの頃漫画家デビューして、3年間ほどホラー漫画を商業誌にて連載後、うつになり1年間ほど療養。
友人の映像制作会社立ち上げを手伝うなかで会社設立の流れを学び、2003年に(有)ユーデンフレームワークス を設立。在籍中に北米で漫画単行本を三巻出版。2011年講談社アフタヌーン誌にて四季賞を受賞。他、映像作品のキャラクター、衣装デザイン、企画用イメージイラスト作成などの機会をいただいていました。代表取締役として10年間勤務した同社を2013年退職。
今までの人生、いろんなことをやったのに、何がしたいかわからない自分に3年間みっちり向き合った後、2016年7月からYouTubeにて「コブタTV」というおやすみ前の3分間癒し番組を始めました。

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